立ち止まって見上げた空に。

限りなく視界良好

ASIAN KUNG-FU GENERATION@レインボーホール

ASIAN KUNG-FU GENERATION
TOUR 酔杯2006-2007〜The start of a new season〜@レインボーホール
GUEST:SPECIAL OTHERSOZMA
アリーナG-3ブロック



セットリスト

  1. センスレス
  2. フラッシュバック
  3. 未来の破片
  4. サイレン
  5. 無限グライダー
  6. ブラックアウト
  7. Re:Re:
  8. 桜草
  9. ワールドアパート
  10. ロケットNo.4
  11. N.G.S
  12. エントランス
  13. 羅針盤
  14. Hold me tight
  15. ループ&ループ
  16. アンダースタンド
  17. 君という花
  18. 海岸通り


EN

  1. 或る街の群青
  2. 君の街まで
  3. リライト
  4. タイトロープ


当日までずっと何を着ていくか迷ってたけど、雨だったので

  • 上→ファンクラブT(黒)とボーダーロンTの重ね着
  • 下→デニムハーパンとレギンス

で行くことに決定。
今回は一人参戦のため、何時に出発するかは完全に自分の自由。早く行って並んでも後方ブロックだろうからあまり意味ないし(Aブロックだったりしたら頑張って早めに並んでたかもね)、雨降ってるから待ち時間寒いだろうし、一人だから暇だろうし、グッズも売り切れることはないだろう…ということで2時を過ぎてから家を出発。
名古屋駅のJR改札付近に行くと、目的地が同じと思われる人がちらほら。そして飛び乗った東海道線の車内はもうアジカンファンだらけ!音楽の話で盛り上がってる人たちを見たり話を聞いているとテンションも自然と上昇!…してくるんだけど、その上がり具合を放出できないんですよね。これが一人参戦のつらいところ。
近くにいた男の人が「俺は今日ゴッチを意識してきた」とか言って彼女にメガネをアピールしてたのには苦笑い。確かにアジカンのライブでの男のメガネ率は高い気がします。


電車はすぐに笠寺駅へと到着。人ごみを掻き分け、ダフ屋をすり抜け、連絡橋の先に見えたレインボーホールは相変わらず大きかったなあ。とりあえずまずはグッズ売り場へ。50人くらい並んでいたけど売り子が多いためスムーズに進む。何を買うか直前まで悩みまくった結果、ストラップ・タオル・リストバンド・ビニールバッグを購入。バッグは使う予定ないけど、あの裏のツアー日程一覧が欲しかったんですよね。アジカンのツアーでああいった会場名が並ぶことはもうないと思うから。なんというか、記念、みたいな。
で、買ったタオルとリスバンを装着し、カバンと上着をクロークへ預けてアリーナスタンディング組の列の最後尾へ。
結構雨が降っていたけど屋根がなく傘も預けてしまってあるのでタオルを頭にかけてしのぐ。自分は重ね着していたから良かったけど、Tシャツだけの人は寒そうだったなー。


ここで自分内恒例のファッションチェック。やっぱり今回のツアーTを着てる人がいちばん多い。次に多かったのが潔デザインのラグラン。値段が高いしデザインも微妙に思えたから見送ったんだけど、実際に着ている人を見たらけっこういい感じだったなあ。白Tも思っていたよりは見かけたかな。よかったね建ちゃん!(笑)
今回のグッズ以外で多かったのはファンクラブTとナノムゲンT。6月のZEPPのときとは違って、c4m8b以前のTシャツは見なかった気が。ゲストリアムのラグランを着てた人がいてめっちゃうらやましかった…!


そうこうしているうちに開場。
「○-1」「○-2」「○-3」の3組に分かれて順に少しずつ中へ入ったんだけど、プラカードを持ったスタッフについていくという方式が甲子園とか運動会の入場みたいで笑えた。


1年ぶりに入るレインボーホール。アリーナということで中はZEPPとは比べ物にならないほど広い。
自分のブロックは予想通り後ろから2番目。まだあまり人が入っていなかったのでブロック内2列目を確保。前の人たちの頭と頭の間からなんとかステージは見えるという感じでした。
この、はじめるまでの雰囲気というか空気感、好きだなあ。うまく文章では表現できないけど、体験した人ならわかるはず。
気づくとはじめはガラガラだったブロック内も人がいっぱい。前のブロックは途中で人が入らなくなって、スタッフさんが「あと一歩ずつお詰め下さい〜」って呼びかけていたなあ。
後ろを振り返ると、アリーナをぐるっと取り囲んでいるスタンド席も満員。埋まってよかった…となんだか自分のことのように嬉しかったです。


そして客電が落ち、いよいよ開演。
ゲストバンド2組はここで簡単にレポしておきます。

SPECIAL OTHERS
全く予備知識なしで臨んだんだけど、これが思いのほか良かった!特に2曲目の「Uncle John」。ブルーの照明とサビがものすごくきれいでした。「サウンドチェックだと思った」とかありえないよ!!(近くから聞こえてきた会話)
ちなみに後日iTunes Storeで「Uncle John」をダウンロードしました。いい曲。


OZMA
1曲目が恐ろしいほどにキャッチーだったなあ。あとテトリスの曲?と「美しい渋谷」が印象に残っています。個人的にはそんなに好きな曲調ではなかったのが残念。



ゲストバンド2組が終了したあと転換を経て、再び客電が落ちる。それと同時に響き渡る歓声。オーディエンスの態度はさっきまでとは比べ物にならない。
しばらくしてメンバーが登場。自分のブロックから見えたメンバーはまさに「米粒」。目が悪い自分には何を着ているのか、どんな動作をしているのかは肉眼では確認できず…ほんと、スクリーンがあってよかった。
以下、セトリ順にダラダラと感想を。

  • 1.センスレス

セッションからイントロ部分に入るあの瞬間が好き。曲の終わりに向けて次第に盛り上がっていくところが、ライブの1曲目に良く合っていると思います。コーラスが順に重なっていくとこ、綺麗だったなー。

  • 2.フラッシュバック

すみません記憶にありません(苦笑)とにかく頭の中は「未来の破片来い!!!」こればっかりでした。

  • 3.未来の破片

アジカンでいちばん好きな曲。前のライブではやらなくて、ずっとずっと生で聴きたいと思ってて。もうイントロ流れ出した時点で目が潤んでいたなあ…。やっぱりこの曲がいちばんだ。うまく言えないけど、サビにもの凄い力がある。もうこれ以上の曲は生まれてこないと思うなあ、なんて。聴けてよかった。演奏してくれてありがとう。

  • 4.サイレン

未来の破片のアウトロからそのままこの曲のイントロへ。こういう曲の繋がりが聴けるのはライブの特権ですよね。相変わらずこの曲中の照明は目がチカチカする…。ラスト近くのドラムの迫力に圧倒。


−MC−

  • ASIAN KUNG-FU GENERATIONです。今日はこんなにたくさん集まってくれてどうもありがとう。」
  • 「このレインボーホールは前にBUMP OF CHICKENと(ここでものすごい歓声)ACIDMANと一緒にやって以来です。どこがレインボーなのかわかんないけどね」

とりあえず「ゴッチー!」「建ちゃーん!」といった黄色い声が絶えなかったなあ。私は「レインボーホール」って名前、好きでしたよ。確かに古くてどこがレインボーなんだ?って感じだけど。このツアーが名称変更前に開催されてほんとうによかった。

繊細なギター・ドラム・歌、それらがライブでもうまく再現されていました。サビはライブver.。(武道館ライブDVDと同じ)DVDはAメロの音を外しまくっているけど、この日は合ってた…はず。

  • 6.ブラックアウト

前のZEPPのときもそうだったんだけど、何でこの曲で手拍子をする人がいるのかがよく分からない。一部の人しかやってなかったのがだんだん全体に広がっていっちゃたし。Aメロのリズム隊をじっくり聴きたかったのになー。
Bメロとサビのメロディーが大好き。

  • 7.Re:Re:

フィードバックファイル収録のライブ音源と同じセッションからの入り。この途中の建ちゃんのギターがすごく好き。(音源で言うと0:40過ぎあたりの部分)2番サビ前を「イェー!」と言うのはデフォなのね。この曲をはじめて聴いた時は間奏しか好きじゃなかったけど、今ではすごく気に入ってる曲です。やっぱライブには欠かせないよね、これ。

  • 8.桜草

♪ひと〜つ〜ひと〜つ〜の部分、手を「1」の形にする人って多いのかなと思って見ていたけど、周りでは誰もしていませんでした(←某所でライブ映像を見たらそうやっている人が多かったので気になって)
これを聴くと3月の公開放送を思い出すなあ。
それにしても、ファンクラブでライブの定番になった曲がこれってのがちょっと意外だな。路地裏とか盛り上がりそうなのに全然やらないですよね。

  • 9.ワールドアパート

すごくよく声が出てたけど、「迫力」という点では欠けていたかも。(今年のナノムゲンは凄かったと思う。TVで見ていただけだけど)
1回目のサビ、「想像の世界で」の部分の歌い方がCDと違っていて、あれ?こういうふうに歌うようになったんだ、と思ったら次のサビでは普通に歌っていました。あれはなんだったんだろう?


−MC−

  • 「名古屋に来るといつも体調崩しちゃうけど、今日はすごく調子がいいです」
  • 「前は喉を壊しちゃって、中日の選手にも注射したことがある先生にケツに注射を打ってもらいました」←これ前のライブでは中日の選手のところがエアロスミスでした
  • 「あまり言ったことないけど、中日ファンです」ここで大歓声。
  • 10.ロケット№4

まさかこの曲が来るとは思わなかった。過去のセトリ見ても全然入ってないし、この曲が話題になることもないからてっきりもう封印されたものだと思っていました…。こういうわかりやすいメロディーの曲はライブで盛り上がるね!バックのスクリーンに木星の映像が映ったんだけど、それがなんかシュールで思わず苦笑い。

  • 11.N.G.S.

前回のZEPPではゴッチが喉を壊したためにカットされたこの曲。ライブ音源みたいな掛け合いをやってみたかったけど、周りはだれもやっていなかったため躊躇…。サビがCDどおりだったかライブverで歌ってたか、全く記憶になし。

  • 12.エントランス

イントロが聴こえてきた瞬間にものすごいアガった曲。この曲のイントロがすごく好きなんです、ギターが特に。疾走感があって爽やかな曲調で、それでいて歌詞は結構深め。まさに「隠れた名曲」。フィードバックファイルがリリースされたおかげでいい感じの盛り上がりでした。

「情熱の羅針盤は君の胸にはありますか?」のところでゴッチが客席に指をさすのが好きなんだけど、残念ながら確認できず…。肉眼では見えないし、スクリーンで見ようと思っても、曲に入り込んでノっちゃうとそんなこと忘れちゃうんですよね。

  • 14.Hold me tight

建ちゃんと山ちゃんの「ほーみーたい♪」が生で聴けて感激!ゴッチが英詞を間違えないかちょっとハラハラだったなあ(笑)
ここまでずっとアップテンポな曲が続いていて、普段運動不足な自分にはそろそろ疲れが…。


−MC−

  • 「ナノムゲンは横浜でしかやらないから、全国で週末にお祭りみたいなことをやりたかった。」
  • (「ありがとー!!!」という声に対して)「こっちがありがとうだよ。」
  • 「音楽の輪が広がっていくことを願って『ループ&ループ』」
  • 15.ループ&ループ

照明がブルーと黄色に変わり、一気に明るくなった会場。目に入ってくるのは、拳をあげてジャンプする人の波が自分の場所からステージまで続いているような光景。こういう一体感はたまらないですね。この曲の持つ力とキラキラ感はすごい。

  • 16.アンダースタンド

やっぱりこれは盛り上がる!間奏の手拍子ができて満足です。こういう無条件で盛り上がれるポップな曲、また作ってほしいなあ。歌詞も大好き。

  • 17.君という花

イントロのバスドラで「ライブももう終わりに近づいてるんだな」と感じてちょっとさみしくもなってしまって。ありえないくらいテンポが遅かったけど、幕張レポにも同じようなことが書いてあったから最近はずっとこうなのかなあ。ジャンプするタイミングを曲のテンポに合わせるのが大変だった…(笑)
あれだけの大人数での「らっせーらっせー!」は圧巻。

  • 18.海岸通り

これもやってくれるとは思ってなかったから意外。すごく好きな曲だから、じっとこのサウンドと歌に浸ろうと思っていたのに、ワイパーをやってる人がけっこういて気が散ってしまった。まあ見てるぶんには揃ってて綺麗でしたが(笑)アウトロの所ではOASISの「WHATEVER」の一節を口ずさんでました。
「桜の並木では花びらと君が笑う」ここ、ほんといい歌詞。


  • EN1.或る街の群青

間奏のドラムが迫力あったなあ。でもまだ「音源より生のほうがいい」とは思えなかった。きっと、ツアーが終わる頃にはもっともっとよくなってるんだろうね。バックのスクリーンには鉄コンの映像が流れてました。

  • EN2.君の街まで

この曲もすごくキラキラしていますよね。なんというか、ものすごく売れ線!!ってメロディーではなくて、適度でほどよいポップ感というか。これがすごく心地いい。ほんとこーいう曲また作ってくれないかなあ。アンダースタンドと同じく途中の手拍子もしっかりできて満足。
ステージ上のスクリーンが4分割されてメンバーを一人ずつ映していたのってこの曲だっけ?

  • EN3.リライト

ゴッチが日記で言っていた「あの曲はやらなかったりするのだ」はこれのことかと思っていました。本編でこなかったから。でも、会場の半端ない盛り上がり具合を見ていたらこれもやっぱり欠かせないなと。

  • EN4.タイトロープ

曲に入る前にゴッチが鳴らしたコードですぐにタイトロープだって分かりました。イントロ・「雲が溶けて風に舞うように」・「意味の在処を探して」のメロディーはいつ聴いても泣きそうになる…。



アウトロでメンバーが順に捌けていき、ライブは終了。ステージ上のスクリーンには「次は 君の街まで」の文字が。
ここでちょっとだけ「ダブルアンコあったりしないかな〜」と期待したけど残念ながらありませんでした。
最後にもう一度アリーナ内を見渡して外に出ると、開演前と変わらずの雨。でも、心の中はすごく晴れ晴れとしていました。


聞きたかった夕暮れ・絵画教室はやってくれなかったけど、盛り上がれる曲・好きな曲をいっぱいやってくれたから大満足。心配していた「アリーナならではの温度差」も特に感じませんでした。

また、私の街まで来てくれるときを楽しみに待ってます。次はZEPPがいいな。それか、夏フェス。
長文を読んでくださってありがとうございました。