立ち止まって見上げた空に。

限りなく視界良好

2008/08/22 TREASURE05X 〜burning diamonds〜@ダイアモンドホール

出演


会場に入って、まずは物販にてグッズをチェック。いろいろ見た結果、やっぱりtacicaのTシャツがかわいい!ということでお買い上げしました。椿屋Tシャツのデザインもなかなかよかったなあ。NICOのブースではワンマンのチケを売っていたそうなんですが、自分が見たときはすでに売り切れ。
それからは入場時に貰えたフライヤーの束やロビーの壁に貼ってあったポスターを見ていたんですが、スタッフが「まもなく開演します!」と呼びかけ始めたのでロッカーに荷物を預けてフロアへ。「NICOtacicaのときだけ前に行こう」と決め、後方の1段高くなったところで待機していました。入りはキャパの6割くらいだったかな。前回この会場に来たときと比べるとかなりゆったりまったりな感じでした。


ここからはアーティストごとに書いていきます。



■鶴
アフロの3人組ということと、ラジオでよく流れていた「夏の魔物」しか知らなかったんですが、そんな自分にも十分に楽しめました。とにかくパフォーマンスが上手かった!
「TREASURE05X」・「ダイアモンドだね」のジェスチャーや「鶴のポーズ」を名古屋城バージョンに変えたもの(手がしゃちほこを表しているらしい)をオーディエンスと一緒にやったり、実際に「ダイアモンドだね〜」と歌いだしたり。
曲のほうもちょっと前の歌謡曲風で、初聴きの曲でもガッツリ踊れる感じ。ボーカルさん歌上手かったなあ。一番手としてはぴったりなバンドでした。



NICO Touches the Walls
セットリスト

  1. THE BUNGY
  2. image training
  3. Broken Youth
  4. そのTAXI.160km/h
  5. (My Sweet)Eden


まさかの2番手でびっくり。
お目当てのバンドは後半だと思って転換中は余裕ぶっこいてたので、4人が出てきた瞬間にあわてて前のほうに突入していきました(笑)
ライブを見るのは大阪以来約1年ぶり。どの曲もよかったけど、イメトレ→ブロークンと爽やかな曲が続いたあとのタクシーがめちゃくちゃかっこよかった!!それまでの雰囲気が一変してフロア中に響きわたる轟音。Mステで彼らを知った人にはけっこう衝撃だったんじゃないでしょうか。ステージの照明も単色で合っていたなあ。光村くんの歌ももちろん上手かったです。あの声と歌い方が好きすぎる…!
MCは去年も同じイベントに出てそのときはELLでトリだったという話と、アルバム&ワンマンの告知。
途中チューニングを直しているときにステージ上が何故か暗転してしまって、「暗くしなくていいですよ」と言っていたのが地味に面白かったです。



スネオヘアー(アコースティック)
前に「ストライク」にハマっていたんですが、まあそれは聴けるわけもなく。
MCがとにかく面白くて絶えず笑いが起きていました。体重が71kgになったエピソードをルー●柴風に話したり、ダイヤモンドには馴染み深くて家のタンスの取っ手や照明のヒモの先がダイヤで出来ているという話をしたり、天気予報の「暦の上ではもう秋」みたいな情報はいらないという話の流れから冬将軍についての話になり、「わしは冬将軍じゃ〜」と低くしゃがれた声で言ったり。
…こうやって文字にしてもその面白さは全く伝わらないですけどね(苦笑)
こういうMCをする人だとは思っていなかったので意外でした。
曲のほうは「言いたいことはいつも」がよかったです。サビがしばらく頭の中をぐるぐるリフレインしていました。



No Regret Life
雑誌で何度か名前を見かけたことがあるくらいで、どんな音楽なのかは全く知らなかったバンド。聴いた感じではわりとポップなギターロックという印象かな。個人的にはお腹いっぱいなジャンルではあるけれど、「Can't Explain」という曲が自分好みなメロディでした。



tacica
セットリスト

  1. (セッション?)
  2. 黄色いカラス
  3. コオロギ
  4. 人間1/2
  5. バク
  6. アースコード
  7. HERO


再びお目当てのバンドが登場!ってことで前方へ。
曲をじっくり聴きたかったので端のほうにいたんですが、やっぱりこのバンドの曲はいいなあと改めて思いました。めちゃくちゃ上手いというわけではないけれど、メロディと声でその世界観にグッと引き込まれる感じで。
自分はライブ映像どころかメンバーの顔すらメディアで見たことがなくて、わりと淡々としたライブパフォーマンスなのかなと勝手に思っていたんですが全然そんなことはなかったです。ベースの小西さんが頻繁に客席を煽っていたし(動きがひなっちぽかったなあ)、MCも面白かったし。
猪狩さんがいきなりドラムの坂井さんにグッズ紹介するように振ったんですが、その紹介がいっぱいいっぱいでしどろもどろで。「グッズは……Tシャツがあります…。えっと…○○(忘れた)という色があって…、ちょっと今日は着ていないんですけど……。」こんな感じで。タオルが抜けていてあとで猪狩さんが補足していました(笑)



tacicaが終わってから後ろへ下がってそこで待っていたんですが、お腹が空いたので何か胃に入れようと思い、機材チェック中に一旦ロビーへ。するとハー●ンダッツの自販機が置いてあるのを発見、値段も300円と良心的!(笑)缶チューハイやソフトドリンクに500円出すよりもこっちのほうが絶対いいだろうと思ってアーモンドバーを買いました。



椿屋四重奏
「椿屋好きそうだよね」と何故かよく言われるんですが、実際は1曲も知りません…。アイスもまだ残っていたので、食べながらロビーにあるスクリーン(フロアが映っている)を見ていました。
パスを付けたスーツ姿の人やレコ社の名前(SONY)が入った手提げ袋を持った人が、関係者控え室みたいなところとロビーを行ったり来たりしていたなあ…。



the ARROWS
予想通りのトリ。そして地元だけあって盛り上がりは一番でした。踊れるロックという印象が強かったから、1曲目にわりと重めな曲が来たときは予想外だったなあ。途中の1曲の歌詞がすごく沁みたけど、今となってはどんな内容だったか全く覚えていません(苦笑)
アンコールは何度か聴いたことがある曲をやってくれて、手拍子をしたり踊ったりと楽しいラストを過ごせました。



終演後、物販にtacicaのメンバーがいたので開演前に購入したTシャツにサインをしてもらいました。あとで思ったことだけれど、タオルか何か別のものを買ってそれにしてもらえばよかったかも。普段も着れそうだなと思ってあのTシャツを買ったんですが、サイン入りを着るのははちょっと厳しいですよね(笑)


名古屋は3つ以上のバンドが出演するイベントが他の都市に比べて少ないと思っているので、こういうイベントがあるのは名古屋住みの自分としてはすごく嬉しかったです。
ただ、もっと早く始めるか、出演バンド数を少なくして終演時間を早くしたほうがよかったんじゃないのかと思いました。来ていた人の年齢層も低めだったし(高校生がメインかな)、演奏中に時計を何度もチラチラ見て最終的には途中で抜けていく人をけっこう見たので。自分も最終電車の1つ前だったし。
TREASUREが始まって5年になるとのことですが、もっとこのイベントが定着して、名古屋の音楽シーンがもっともっと盛んになっていくといいなあ。
月並みな締めですがこんな感じで。ここまで読んでくださってありがとうございました。