2009/12/04
ASIAN KUNG-FU GENERATION
Tour 2009〜酔杯リターンズ〜@Zepp Osaka
整理番号:1900番台
セットリスト
- 新世紀のラブソング
- サイレン
- マジックディスク(新曲)
- ブルートレイン
- ライカ
- 長谷サンズ
- 惑星
- その訳を
- 白に染めろ
- 未だ見ぬ明日に
- 十二進法の夕景
- ソウシヨウ(新曲)
- 夜のコール
- バードメン(カバー)
- 振動覚
- リライト
- アフターダーク
- 転がる岩、君に朝が降る
EN1
- 君の街まで
- 君という花
EN2
- ループ&ループ
今回はレポや感想をちゃんと書くぞ!と意気込んでいたんですが、後述のスティック事件のおかげで肝心のライブ中の記憶がほとんどぶっ飛んでしまいました(苦笑)
そんなわけでかなり不完全ではありますが、今頭の中に残っていることを書き出しておこうと思います。全くもってレポではありません。相変わらず開演までが長いです(笑)アジカンのライブについてを早く読みたい!という方はここをクリック。
■ホテル出発〜到着まで
番号が後ろのほうだったので遅めにホテルを出発。目的地に近づくにつれて地下鉄の車内が明らかに同じ目的だと分かる格好の人ばかりになっていって(スニーカー+レギンス+イヤホンみたいな)、ああ、あの人もあの人もこれからアジカンを聴きにいくんだなあと思ってひとりでわくわく&テンション上昇していました(笑)
駅に着いて外に出ると、辺りはもう真っ暗。はじめての場所なので右も左も分からなかったけれど、同じ電車から降りた人の後ろをついていくことで無事に到着できました。途中で横を通った高層マンション入口のイルミネーションがきれいだったなあ。
着いたときに呼ばれていたのは600番台で、会場周辺にはまだまだたくさんの人。物販ははじめから諦めていたんですが、いちおう覗いてみると買おうと思っていたキーホルダーもポーチもやっぱり売り切れ。ロッカーも既に締め切られていたので、そのまま入場待ちの列へ向かいました。
並んだのは会場から階段を少し下ったところにある小さな運河沿い。このZepp Osaka、なかなかいいロケーションですよね。埋立地の開発地域だけど緑も多くて開放感のある立地で。名古屋もねえ、交通の便は悪くはないんだけど。
■〜開演
並び出してからしばらく経ってようやく会場内へ。とりあえずはこのコートとリュックを預けたい!と思いロッカーへ向かったんですが、スペースがかなり狭いせいで人がごった返していて、おまけにそこで着替え中の人もいたりしてなかなか空きを探せない状態。すみませんすみませんと言いながら奥へ進んでようやく発見できました。特に何も意識せずそのロッカーに手を伸ばし、荷物を入れてカギをかけ、ポケットにしまう前にはじめてその番号を見たんですが。
925=潔の誕生日!!今思うとこれはフラグだったんだなあ。それにしても近くの番号はほとんど埋まっていたのに、なんでこの番号だけ空いていたんだろう。もしかして私のために空けておいてくれたんですか!(はいはい)ちなみに普段は番号なんて全く気にしていません(笑)
ドリンクを引き換えてからフロアへ向かうともうかなり埋まっている状況だったので、様子見も兼ねて前から3番目のエリア、ドア付近で待機していました。
定刻をちょっとだけ過ぎたころに暗転、ゲストバンドの登場。
■neco眠る
パフォーマンスはキワモノでアングラな感じが強かったけれど曲はめちゃくちゃキャッチー。メロディやサウンドにはどこか懐かしくいい意味でチープな感じが漂っていて、なんというか、すごく大阪らしいなあと思いました。いい感じに体もあったまって楽しかった!やっぱりインストはキャッチーなものに限る、私の場合。1曲目と2曲目と4曲目がよかったなあ。帰りに物販でCDを買おう!と決めたんですがまあそんな状態じゃあなかったのはあとで書くとおり。
■アジカン
上記のようにゲストのときはけっこう後ろのほうにいたんですが、途中で「やっぱりここは自分の居場所じゃないな、ここで見ていたら絶対に後悔する」と確信。暗転と同時に最前エリアが中央に詰まって端のほうがスカスカになったので、すかさずそこへ行きました。ステージは名古屋でしっかり見れるんだから、この日は「見る」ことに意識を集中させず、とにかくもう思いっきり楽しむんだ!と心に誓っていたんですが、アンプとシンバルでちょうど潔の顔が上手い具合に隠れてしまっていたのはちょっとだけもどかしかったです(笑)まあ、曲が始まっちゃえばそんなことどうだってよくなっちゃったんですけどね。
本編で覚えていることや思ったことを箇条書き。
- 「大阪のお客さんはフィジカル」とゴッチも言っているように大阪の(フロントエリアの)盛り上がり方は予想以上。
- だってまさかブルトレでモッシュが起こるとは。
- 新曲2曲も初披露だとは思えないような盛り上がりっぷりでした。
- それなのに白に染めろでのあのポカーンっぷりはなに…?
- リライトの間奏はお客さん2人をステージに上げ、サンプラーを渡してメンバーとセッション。この日は健さんのTシャツを着た男子が選ばれていました。「ケンさん」繋がりで?
- この男子がなかなかのリズム感。サンプラーの「ケン!ケン!ケン!」と潔のシンバルのシンクロ具合が見事すぎて鳥肌ものでした。
- c4m8bツアーのリライトでも同じように(このときはメンバーだけで)長めにセッションしていて、そのときは「ちょっと冗長だった。ここは最後まで一気に突っ切ってほしい」と思ったんですが、
- 今回は激しめの曲ばかりでけっこうバテていたところにセッションをやってくれたので、息を整えてドリンクを飲むことができてかなり助かりました(笑)
- 覚えているMCその1:建ちゃんと大ゲンカをした次の日にメンバーやスタッフみんなでTHIS IS ITを見に行った。席がペアシートだったのでくじ引きをしたら建ちゃんとペアになってしまったが、映画が終わったあとどちらともなく自然に「映画よかったね」なんて言ったりなんかして、こりゃあまだまだ解散できないなあと思った。
- 覚えているMCその2:このあたり(Zepp Osaka周辺)はだいぶ変わった。前はあんなマンションはなかった。以前サマソニでOASISと共演したとき、リアムはお酒を飲みすぎていて全然声が出ていなかった。「ラ゛イ゛ラ゛〜」(ものまね)
そんなわけで本編で記憶に残っているのはこれくらい。ちょう不完全な内容でごめんなさい…!!!
そして、続くアンコールで事件が起こったんです。
■スティック事件@アンコール
2曲目の「君という花」が始まったとき、オーディエンスは待ってましたと言わんばかりの大歓声&モッシュ。その動きはまるで引いては返す波のような、あるいはすべてを飲み込む渦のような大きなうねりで、山ちゃん側にいた私もどんどん中央へ流されていき、曲が終わったときにふと横を見ると真ん中のバーがすぐそこ。久々に暴れて息切れ中の私には捌けていくメンバーを見ることよりも酸素のほうが大事で(笑)、水面でパクパクしている金魚みたいに顔を上げてはあはあしていたんですが…頭で考えるよりも体が先に動くとはまさにこのことですね。何かがこっちに向かって飛んでくると思ったら、次の瞬間には両手でそれをしっかりと握り締めていました。
それというのは潔のスティック。
(なんとなく14日に上げた記事とは別の写真にしてみました…あんまり変わりませんが)
しばらくして何が起こったのか理解できたんですが信じられなくて、でも手の中にある現実が全てで。大好きなバンドの大好きなメンバーが大好きな曲たちを鳴らすためについさっきまで握っていたスティック、それをキャッチできたことの嬉しさと幸せがじわじわとこみ上げてきました。事件、じゃないな。奇跡だ。大げさかと思われるかもしれないけど、私にとってはそれくらい嬉しかったんです。これ以後頭の中はしばらくフワフワしたままで、ライブの記憶も吹っ飛んじゃいました。
■その後
再びステージに現れる4人。そして聴こえてきたのは私がアジカンを好きになったきっかけの曲、ループ&ループ。スティックを人に刺しちゃわないように細心の注意を払いながら(笑)残ってる力を振り絞って、心の底から楽しみました。
終演後は興奮と放心が入り混じったカオスな状態。そんなんでお友達と落ち合ったもんだから、よく分からないテンションでぎゃあぎゃあ叫んだりいきなり抱きついたりして(苦笑)その節はご迷惑をおかけしました…。いろいろお話できて、あと一緒に帰ることができて嬉しかったです。ありがとうございました!!!感謝です。
というわけで以上が現在(12.29)覚えていることの全てです。文才と語彙力と記憶力がないせいで、私があの日感じたことの1割くらいしか伝えられないのがもどかしいですが、ここまで読んでくださってありがとうございました。
そして、あの日の全ての出来事と関わってくださった全ての皆様、ほんとうにほんとうにありがとうございました。