立ち止まって見上げた空に。

限りなく視界良好

ゴッチの日記に質問が採用されました


ほとんどのロックミュージシャンの短所は楽理がよく分かっていないということです。他ならぬ僕も、専門的な教育を受けたことがありません。ただ、この短所が上手に働くこともあって、その好例が「Wonder Future」での転調だと思います。よくも考えずに、「なんとなくそっちのほうが気持ち良い」くらいでコード進行を考えていますから。笑。
D#m7/A#とBadd9という普段あまり使わない握りのコード進行から、エイヤ!と割と得意なコード進行に持っていったことで、F#からBに転調してしまいました。鍵盤で弾いてみると、EとFが含まれるか含まれないかの違いなんですけれども。
キーの変更は歌ってみて考えますね。ボーカルが気持ちよく出る音域ならば問題ないんですけれども、高いとか低いとか、そういうことがたまにあります。半音下げチューニングの曲は「高い」と判断されて、半音下げになっていることが多いですね。楽器の響きが関わるので、却下されることもあります。
今回のアルバムでは、「Winner and Loser/勝者と敗者」のキーが高くて半音下げたかったんですけれども、半音を下げるとギターリフの倍音の鳴りが変わってしまってアンサンブルの良さが削がれたので、原曲通りのキーが採用されました。正直言って、ライブで歌うのがしんどいです。血管が破裂しそうです。笑。

Vo.ゴッチの日記


正直選ばれる自信がなかったといえば嘘になりますが、それでも「選ばれることが目的の質問」ではなくて前々から知りたかったことだったので、日記を開いて最初に自分の名前が書かれているのを見たときはほんとうに嬉しかったです。ありがとうございます!

ただこれ、質問の仕方を間違えた。キーを決めることについて、「歌ってみて調整する」前の「その曲(の元となるもの)をはじめて鳴らすときのキーはどうやって決めているのか」が知りたかったんだった。けど私の質問は「何を基準に最終決定しているか」としか読めないですよねこれ…。

なんでこんなこと知りたかったのかというと、ゴッチも特定のキーやコードと何かしらの感覚を繋げて捉えているのか気になっていたからです。たとえば私の中でD=赤なのですが、アジカンで夕暮れが歌われている曲にキーがDの曲が多いことに気がついて、もしかしてゴッチにも同じような共感覚があるのかな、と思っていて。回答を見る限りそうではなかったみたいですけどね。


ちなみに私も楽典なんてぜーんぜん分かりません。ピアノを習っていたころにいちおうその手の勉強をしていたことはしていたんですが、毎週宿題として出されていたワークは巻末に答えが載っているものだから、いつもレッスンに向かう直前に慌てて書き写していたような始末(笑)音楽の授業でも筆記試験はボロボロでした。長3度とか増5度とかぜんぜん分からなくてテスト前に友人に教えてもらったりしていたなあ。今でもいまいちよく分かりません(笑)私の場合、理論を学んだというより、実際に自分が演奏したり、いろんな曲を聴くなかで、法則を発見したり感覚を掴んでいったという感じです(キーとかコードの概念もそれで理解しました)
あとギターも全く詳しくないので「半音下げチューニング」があんまりピンとこなかったりします。チューニングを下げなくても、演奏するときに全コードを半音低く抑えるんじゃだめなの?と思ってしまうんですが、たぶんこれバンドやっている人からするとハァ?なんだろうな…。一度しっかり勉強したいとは思っているものの、なかなか手が伸びずもう何年も過ぎている状態です。