立ち止まって見上げた空に。

限りなく視界良好

2016/02/20 [Chapter #9] -ハグレヒツジハナゴヤニ@名古屋クラブクアトロ

最後の弾き語りにぜんぶ持ってかれた、そんな夜。


出演


看板の写真を撮ってくるの忘れたー!あれね、本日の出演者が書いてor貼ってある看板。入場のときは人波に乗ってすぐにフロアに入っちゃったし、終演後は物販のはたのさん神対応に満足しちゃって看板のことなんて忘却の彼方だったからなあ。うう、悔しい…。


トップバッターはリチウムオムイベント@コースト以来のねごと。以前は歌も演奏も不安定で危なっかしい印象があったけれど、この日はどちらもどっしりしっかりしていたな。彼女たちの浮遊感あるコード遣いがそんなに得意じゃない自分としては、カロンが聴けたのは嬉しかった。もうちょっとキャッチーな曲を歌ったらもっと売れそうなのになーなんて思ったりもするけれど、やりたいことを貫きとおしている姿はかっこいいと思う。幸子さんの声、好きです。


2番手はお目当てのピープルさん。セトリは最近のイベント用という感じで意外性はなかったし、曲数も少なくて物足りなかったのが正直なところ。でも、ファン比率としては3組の中でいちばん少ないという状況の中、彼らの魅力である静と動、メロディの良さ、演奏力の高さをしっかりと打ち出して爪痕を残した、手応えあるライブになったんじゃないかなあと思います。あとはアニメタイアップと大吾マンの飛び道具的MCは、アウェイでもお客さんを一気に引きつける強さがあるなあと改めて感じた次第。このライブでピープルいいなって思ってくれた人が少しでもいたらいいなあ。


ラストのシナリオアートはドリンクカウンター前でジンジャーエール片手にまったりと。たくさん披露してくれた中でいちばん印象に残った曲が、歌詞からするに核とか原発だとかをモチーフにした曲。サビのメロディよかったなー、なんて曲だろう、黒い雨って歌詞があったから調べてみるか…と後日検索して辿り着いた「ホワイトレインコートマン」、しっかりiTunesに入っていました(笑)ほんと借りたCDをぜんぜん消化できていない。再生回数0の曲が何割あるんだろう…という話は置いといて。
冒頭に書いた弾き語りの話。アンコールで、シナリオアートの女性ボーカルのクミコさんが弾き語りでホシドケイという曲を披露してくれたんですが、これがもう、最高だとか圧巻なんて言葉じゃ言い表せないくらいにとにかく素晴らしくて。出口近くで聴いていたことを後悔すると同時に、今日のライブに来てほんとうによかったと思った。聴いた人の心を一瞬で掴んで離さない歌。万人にとってそうだったかは分からないけれど、少なくとも私にとって彼女の歌はまさにそんな存在だった。はじめての感覚。ファンに叩かれるのを承知で言うと、バンドじゃなく彼女単独での弾き語りをもっと聴きたいなあ、なんてね。


終演後はピープル物販へ。そこには期待どおりはたのさん!前々から買おうと決めていたトートバッグをお買い上げしました。お話いっぱいできたし、トートバッグ渡すときに糸くずぜんぶ取ってくれたし(神!)ほんとうにありがとうございましたー。


そんなこんなでラストに素晴らしい出会いのあった今回のライブ。年々長時間の対バンライブがキツくなってきていますが(笑)ちょこちょこ足を運びたいなあ。