立ち止まって見上げた空に。

限りなく視界良好

東京に向かう新幹線の中より

まさかまさかのミスチル×ポストミスチル対バン記念(いつぞやの日経エンタ参照)
というわけで、こんな機会がなければ触れることはなかったであろう、私の好きなミスチルの曲とそれにまつわる個人的な思い出なんかについて、とりとめもなくだらだら綴ってみようと思います。いつもに増して自己満!

  • 口笛

いわゆるJ-POPに目覚めるのが遅かった私の日々に、はじめてリアルタイムで存在感をもって登場したのが口笛。中学校で行われた「卒業生を送る会」の最後、卒業生たちが退場するときのBGMとして使われていたんです。今でもこの曲を聴くと、みんなで歌いながら手を振って卒業生を送り出したこと、上の学年の何人かがペンライトを持ってきていて、曲に合わせて揺れる光が綺麗だったこと、雪がちらつく歩道橋の上を友人たちと口ずさみながら帰ったことを鮮明に思い出します。別に好きな先輩がいたとかではなかったけれど、もう学校で3年生に会うことはないんだなと思ったらなんだか無性に寂しくなってきて、「卒業」をはじめて自分の中で強く認識したのがこのときだったな。
ミリオンヒット連発のころと、ここ10年間の例えばsignやHANABIなんかのヒット曲に挟まれて、なんとなく(あくまで外野の感覚として)影が薄いように感じますが、個人的には思い出補正も相まっていちばん好きな曲、かも。「不揃いの影が」とサビのメロディが好きすぎる。

昼休みに校舎3階のトイレ前の廊下で2年生のとき同じクラスだった友人を見つけて、階段の手前でうだうだ喋っていたことをピンポイントで思い出すのは、単純にそのときこの曲がかかっていたからなんだろうな(笑)私の通っていた中学は流行りの曲がとにかくよく流れる学校でした。昼休みは放送委員の手によって毎日、そのとき流行っていた曲が教室だけではなく廊下までもガンガン響き渡っていたし、球技大会や体育祭、野外学習に行くバスの中ではヒット曲がエンドレス。そのおかげで中学時代の思い出にはいつもそういう曲の存在があるし、当時のヒット曲を聴くといろんな思い出が蘇ってきます。私の中学生活はJ-POPのおかげで更に輝いた、そう言っても過言ではないと思います。ワクワクキラキラした気持ちが、そういう曲を聴くことによって更に高まるんですよね…って長くなった。
そんな私の中学時代を彩った曲たちの中でも、youthful daysは特に存在感があったと思います。今聴いても新鮮で独特なメロディに、当時はひどく感動した記憶。安直なまとめですがまさに私のyouthful daysです。

  • ミリオン連発していたころの曲

前述のようにJ-POPに遅咲きだった私は、彼らのメガヒット曲をテレビのランキング企画にて知ることになります。最近ではあんまり見かけませんが、当時は音楽番組で「1990年から2000年までの年間トップ10」だとか「歴代ヒット曲100」なんていう企画がたびたび放送されていて、こんなに何曲もランクインしているミスチルってほんとにすごいバンドなんだ!なんて遅ればせながらも感激した記憶があります(笑)
どれもミリオンにふさわしい、メロディの強い曲ばかりですが、個人的にはやっぱり名もなき詩が好きです。なんというかあのサビのメロディはもう奇跡としか言えない。

  • Any

サビももちろんですが、それ以上にイントロとAメロが好き。
これまた自分しか分からない思い出話で恐縮ですが。高1の夏休み、高岳駅にあった書店…今もあるのかな?教科書とか参考書の品揃えが豊富な本屋さんがあって、そこに何かを買いに行って駅まで戻る帰り道の、夏の日差しとアスファルトからの照り返し、行き交う車のエンジン音なんかを思い出します。これもきっとそのときMDか何かで聴いていたんだろうな。

  • シフクノオト

2004年によく聴いたアルバムを順位づけるなら、musiQが1位、次いでソルファ、ユグドラシル、そしてその次に来るのがこのシフクノオトだったりします。
私の場合「活動をしっかり追っているわけではないアーティスト」のアルバムだと、少なくとも2〜3は好きになれない曲、飛ばしちゃう曲があるんですが、このアルバムには全くもってそれがない。pinkだとか天頂バスって結構とっつきにくい部類に入る曲だと思うんです。でも初めて聴いたときからすっと入ってきて、アルバムを聴くときはいつも1曲目からラストまで、飛ばすことなくそのまま再生していました。
特に好きな曲を挙げるなら、PADDLEと空風の帰り道かな。つべを探したけど全曲紹介動画とか無いんだなー。残念。

  • 未来

発売日に購入した唯一のシングル。あのころの私は俗に言うチャートヲタで、某所の話題は同日発売のミスチルシングルとケツメアルバムがどれくらいの初動を叩き出すかで持ちきり。そのお祭り的な雰囲気に飲まれて、シングルとアルバムどちらも買ってしまいました(笑)いや、ミスチルもケツメもシングルをチェックする程度には好きだったので、全くもって後悔なんかは無いんですけどね。それにしても複数商法なしの作品が初動50万とか90万とか、今では考えられない数字だよなあ…
収録曲4曲どれも好きだけど、選ぶとすれば未来とヨーイドン。未来はyouthful daysと同じく、ちょっと心がざわっとするようなメロディが印象的。ヨーイドンはこのシングルでただひとつベストには収録されていない曲で、確かに派手さも目新しさも無いけれど、じんわり染みる温かさが感じられる曲です。

アルバム「I♡YOU」以降はロキノン系バンドにどんどん傾倒していったんですが、箒星はお気に入りでよく聴いていたし、今でもよく聴く曲です。軽やかに駆け抜けるようなメロディと疾走感がなんとも気持ちいい1曲。重厚なバラードよりもこういった曲のほうが好きだ。


というわけで思った以上に長くなりましたが、いよいよ今日が対バン当日!海外から帰って更にパワーアップしたであろうアジカンと、まさかまさかのミスチル、見られるのが本当に楽しみです!