去年のテナー以来ひさびさのZepp。偶然にもこの日は皆既月食と重なり、会場に向かう途中のあおなみ線のホームではたくさんの人が空にスマホを向けていました。
欠けゆく月とZepp。
KEYTALKの新作缶バッジをさくっとげっとして中へ。
ロビーにはこんなものが。
このパネル、終演後はZepp向かいの歩道上に移動していて、たくさんの女子たちに囲まれていました(笑)
トリだと思っていたらまさかのトップバッター。
キュウソネコカミについて知っていることを語ってくださいと言われたら、バンドよりもバンド名の元ネタとなったFF10-2に出てきた武器のほうが圧倒的に熱く語れる自分(キュウソネコカミ+クイックトリガーのコンボには最後までお世話になりっぱなしでした…笑)。大盛り上がりのフロントエリアを遠目に見ながら思ったのは、私がこのバンドにハマれないのは単にマイナーキーの曲が多いからなんだろうなあ、と。現にメジャーなファントムヴァイブレーションは大好きなのです。あぁどうしよ、からのメロディが良すぎる。
- KEYTALK
セットリスト
- 太陽系リフレイン
- はじまりの扉
- fiction escape
- MONSTER DANCE
- エンドロール
- パラレル
- a picture book
- S.H.S.S.
- トラベリング
- MABOROSHI SUMMER
今回もほんっとうにたーのしかったー!と両手を挙げて全力で叫びたいくらいに楽しくてしょうがなかった!自分がいた場所もよかったな。ステージもしっかり見えたし周りも盛り上がっていたし、自分のペースで熱くなれるいい位置でした。
セトリも定番曲だらけというわけではなく、ちょこちょことアルバム曲や過去曲を挟んでくれたのが嬉しかったな。S.H.S.SはONE SHOT WONDERでいちばん好きな曲。ピクブは皆既月食だから月繋がりってことでセトリに入れてくれたのかなーなんて思ったり。
この日が初聴きだったMONSTER DANCEとエンドロール。MONSTER DANCEは今後間違いなくライブでのキラーチューンになりそうな一曲。いや、KEYTALKの楽曲はキラーチューンだらけなのですが、この曲はそれらを上回る盛り上がりになるに違いない。もう一方のエンドロールは、summer tailやwinter march、雨のち。夏、系統の、巨匠作の超絶キャッチーなメロディ+季節感たっぷりの甘酸っぱくて切ない歌詞がたまらない楽曲。90年代のJ-POP全盛期にど真ん中で流れてそうなこのキャッチー具合、そうそう簡単に作れるものじゃないよなあ。うーん、ロキノンがベタ褒めするしかないのがほんとよく分かる。なんとかさん記事は毎回イラっとするけども(笑)
- go!go!vanillas
名前だけは知っていたけど聴くのはこのライブがはじめて。人気や動員は前2バンドのほうが遥かに上という状況の中、彼らをトリに持ってくるなんてビクターも思い切ったことするなあ、なんて思っていたけれど、それだけ自信を持って送り込んでいることがよく分かるライブでした。はじめてでも踊れてしまう、男臭さよりもお洒落さが上回る軽やかで心地よいロックンロール。自分はロックンロール色が強い曲があまり得意ではないのですが、彼らの曲はとっても聴きやすかった!キッズたちのプロフィール欄に彼らの名前が加わることもそう遠くないかもしれないな、なんて思いました。
アンコールはバニラズだけかと思っていたら、キュウソとKEYTALKもステージにやってきて、3バンドで名曲「歩いて帰ろう」を演奏。アンコール前に抜けたキッズたちがあわててフロアに戻ってくる(笑)大先輩の曲を彼らなりに楽しんで演奏する姿が、見ていてすごく頼もしく感じたなあ。
イベントタイトルどおり、去年から今年にかけていわゆるロキノン系シーンの勢力図がガラっと様変わりして、若手たちの台頭が目覚ましい今日このごろ。この世代が今度どんなシーンをつくりあげていくのか、しっかり追っていきたいです。