立ち止まって見上げた空に。

限りなく視界良好

2019年下半期のまとめ

2020年になりました。そしてあっという間にもう5月。下書きのまま眠っていたこの記事を、GWのおうち時間を利用して再度編集しています。こんな現状が待っているなんて、今年のはじめは思いもしなかったなあ。2019年なんてもう遥か昔のことみたいだ。何事もなかった、平和だったあの頃。今更ですが今年もどうぞよろしくお願いします。
思い起こせばブログをはじめた頃はまだ2006年。2020年なんてまだ遠い先の未来。まさか干支一周よりも長く続くだなんて。まあ最近は半期ごとのまとめ記事だけになっちゃってますが…。これからも音楽とライブに興味がある限りは続けたい!

というわけで恒例のまとめ。

雑感

2019年を総括するなら「聴く音楽が更に狭くなった」ということに尽きる。新譜でちゃんと聴いたのは、フォーリミ缶シングルに、アルバムだとピープル、バンプサカナクション、乃木坂くらい?気になっている作品は沢山あるのにぜんぜん手を出せていない。
理由は分かってる。端的に言うと引っ越してから「レンタルしてインポート」が気軽にできる環境ではなくなったから。今の自宅にはCDを再生できる機器が皆無(PCもない)。日常の行動範囲内にレコード店レンタルショップも存在しない。iPhoneに蓄積された膨大な楽曲データの大半の入手元が絶たれてしまったせいで、CDを購入する所謂「推し」以外のアーティストの音源をチェックすることが疎かになってしまった。PCとCD買えよという声が聞こえてきそうだけど、限られたお金はできればライブやグッズのために使いたいところ…。
この問題を一気に解消できるサービスがまさにサブスクなんだよね。今まで積極的に使おうとしてこなかったけど、ようやく向きあうときが来たのかなと思ってます。どのサービスがいいんだろう。やっぱりSpotifyなんだろうか。

よく聴いたもの

SEED(完全生産限定盤)(DVD付)

SEED(完全生産限定盤)(DVD付)

「特殊形態でのリリース」と告知された新譜。その正体はCDの他にジグソーパズル、ステッカー、植物の種などが入った「缶詰」でした。前作の4形態でのリリース(CD、アナログ、カセットテープ)に続いて、フィジカル離れが加速する今「いかにCDという媒体を楽しみながら手に取ってもらえるか」という面白い挑戦を続ける彼らはもっと評価されるべきだと思う。
収録曲はバラエティに飛んだ3曲。個人的にはもっともっとライブで披露してほしい。みんなの前で演奏しないことには根付かないと思うよー。かっこいいんだから思いっきりぶちかまそうよ!

今が思い出になるまで(通常盤)(特典無し)

今が思い出になるまで(通常盤)(特典無し)

  • アーティスト:乃木坂46
  • 発売日: 2019/04/17
  • メディア: CD
出すシングルがどれも好きでしょうがない。胸を駆り立てられるような切なさと焦燥感。

  • Tabula Rasa / People In The Box

前作よりもずっとすんなり入ってきた。私もやっぱりミネルヴァが好きだな〜。

人気の理由がようやく分かった。中高生時代のヒットソングのメドレーってこんなにも心を震わせられるものなんだなあ。何回聴いても次の曲が流れ出すたびに「懐かしい!」って言ってる。

ライブ感想
  • 08/23 WILD BUNCH 2019

山口県の夏フェスに初参加!新幹線と夜行バスを乗り継いで行ってきました(そのうち2019遠征まとめ記事も上げたい)
息つく暇もないくらいに見たいバンド・アーティストばかりのタイテだったけど、シンプルなエリア構成でステージ間の移動がしやすくて、お目当ては時間丸被りのところ以外制覇できました。ハイライトはやっぱりswimでのスカパラコラボかな〜。5月に私を沸かせたアレンジを、青空の元たくさんの人と一緒にもう一度聴けるなんて贅沢すぎでしょ。

  • 09/08 TREASURE05X

地元を代表する夏フェス、だけど会場をラグーナに移してからは今回が初参加。豊スタで開催していたのはもう何年前なんだろう…。足が向かなかった理由は単にラウド寄りなメンツが私の好みとは少しずれていたからなんだけど。そんなフェスに足を運んだのは他でもなくフォーリミを見るため。後方の小高い丘の上から見えたたくさんの人が沸く光景、振り返ったビーチの彼方に掛かっていた虹。夏の終わりの忘れられない景色。

ドームでさえもチケット激戦って明らかに数年前よりファン増えてるよね…タイアップの力恐るべし。
バンプとファンの相思相愛な関係は、半ば外野の自分からは少し宗教めいたものに感じてしまうこともあるけれど、それでもこの日の藤原氏の最後のMCにはグッときてしまった。

エキスポという名前のとおり、単にライブだけにとどまらず、出店やアトラクション、はたまた写真展(超絶シュールで反応に困る)など、たまアリの会場を目一杯使った一日楽しめるフォーリミのお祭り!大きい会場にたくさんのファンが集まる光景はほんとうにワクワクする。あと少しでソールドに届かなかったのは悔しいけど、それをインチキソールドアウトで誤魔化さず、当日券を出すことで急遽都合がついたファンに門戸を開けておくところ、それをMCで触れるところが彼ららしくて信頼できるし、これからも着いていこうと思う。
ぴ◯フェスと被ってさえいなければな〜ラウド系豪華メンツを同日に被せてくるのはずるい。

幸せな5日間のはじまりはフォーリミの学園祭ライブ。とにかく楽しかったな〜。席はほんとうに悪くて、一般発売直前の先行で買ったから席は1階の後ろも後ろだったけど、そんな距離を感じさせないくらいに楽しかった。ホールも悪くないと思うんだよー。

ちょっとテンポ早めに演奏された「八月」がとてもやさしくて、サビでぽろぽろ泣いてしまった。もう1公演くらいこのツアーに参加したかったな。

ファンクラブ会員限定ライブだからこそのレア曲過去曲てんこ盛りのセットリスト!太客ご贔屓ありがとうございます。ようやくSleepwalkingが聴けて感無量。

  • 10/23 NANA-IRO ELECTRIC TOUR 2019@愛知県国際展示場

13年越しの夢を叶えてくれてありがとう。もうただそれだけ。

メンバーが欠けるという去年のリベンジを見事に果たしたフォーリミはもちろんかっこよかったけど、それ以上にsumikaが圧倒的だったな。この日のトリを務めることの絶対的なストーリー×バンドの勢い×メロディの強度=もはや無敵。

2日通してたくさんのライブを見た中で、印象に残っているのはハスキンナンバガ。2組ともアジカンきっかけで知って好きになって、新旧の作品をよく聴いていたけど、そのときは既に解散していた。そんな2006年時点で伝説だったバンドのライブを2019年のラストに見ることができるなんて。長くバンド音楽ファンをやっているといいことあるなあと改めて実感しました。ナナイロ再演しかりフォーリミの未来の破片カバーしかり。