ASIAN KUNG-FU GENERATION
Tour ワールド ワールド ワールド2008@ダイアモンドホール
整理番号:350番台
セットリスト
- ワールド ワールド ワールド
- アフターダーク
- トラベログ
- No.9
- フラッシュバック
- 自閉探索
- 24時
- ナイトダイビング
- 桜草
- 旅立つ君へ
- ネオテニー
- 夏蝉
- ライカ
- 惑星
- センスレス
- アンダースタンド
- 君という花
EN
- 転がる岩、君に朝が降る
- 未だ見ぬ明日に
- リライト
- ループ&ループ
- 新しい世界
一般で取ったにもかかわらず、そこそこの良番でびっくり。
この日は建ちゃん側の前から4列目あたりで見ていたんですが、君という花の間奏で建ちゃんがギリギリまで前に出てきてくれて、楽しそうに演奏している姿がめちゃくちゃかっこよくて。しばらく自分の中で建ちゃんブームでした。
終わったあとは全身グッショリ、完全燃焼。楽しかったー!
以下は当時書いたレポ。
待ちわびた土曜日、だけど天気は予報の言うとおり午後から本格的な雨。
グッズを先行で買うつもりはなかったので、開場時間の少し前に着くように出発しました。
地下鉄を降りるとホームや駅の周辺は同じ目的の人だらけ。駅入口横のスタバの中にもリストバンドをした人がいっぱい。新栄ははじめて行く場所で、辿り着けるか若干不安だったんですが、人の流れに乗っていくことで無事に到着しました。
途中ボードを持った人を何人か見たなあ…。
会場前は今回のツアーグッズを既に身に着けている人がいっぱいでとにかく青い!ネット上で見るよりも実際はかなり鮮やかな青で、ポ●リだとか日本代表とか言われてるのがよく分かりましたよ(笑)
整番順に並んで、しばらくしたあと中へ。ロッカーに荷物を入れてフロアへ向かうと番号が早めだけあってまだガラガラだったので、いつものようにギター側の前のほうに行きました。人もだいぶ増えてきて、そろそろかな?と思ったころにスタッフがステージ前に来て「入口が混んでいるのでもう少し前に詰めてくださーい!」と一言。その瞬間にまるでメンバーが出てきたかのような押しがあって、まわりは一気にギュウギュウになっちゃいました。
それからしばらくしてSEと客電が消え、メンバーがステージに登場(4人ともばっちり見えて歓喜!)。アルバムと同じく「ワールド ワールド ワールド」からの静かな始まりで、丁寧に紡ぎ出される音の絡み合いとコーラスの重なり合いがすごく綺麗でした。後半に行くにつれだんだんと鮮やかになる曲調や力強くなる演奏がこのライブの幕開けを表しているようで、それらを奏でている4人を目の当たりにして「ああ、始まったんだな」と強く実感しました。
2曲目もアルバムと同じくアフターダーク。この曲はCDよりもライブで聴くほうが好き。「進め」の歌い方が音源よりもかっこいいんですよね。
続いてはRe:Re:のセッションからトラベログへ。トラベログはアルバムで1・2を争うくらい好きな曲。今回は事前にセトリを見ていたので、今回のこのフェイントにはそんなに驚かなかったです。セッションはRe:Re:前に演奏するときとではキーが違っていて、そこにちょっとだけ違和感を覚えちゃいました。絶対音感の弊害。
MCの位置が不明なので、どんなことを言っていたかは後ほどまとめて書きますねー。
No.9で踊ったあとは懐かしい曲の3連発。自閉探索が始まったときの周りの熱狂具合はハンパなかったなあ。24時はソルファをはじめて聴いたときにアルバム曲でいちばん気に入った曲なので聴けて嬉しかったです。あのポップさがたまらない。
個人的にはそろそろフラッシュバック→未来の破片のネ申コンボを聴きたい…!
続くナイトダイビングも大好きな曲。イントロのギターとベースの絡み合い・サビでのリフ・ツインボーカルがどれもちゃんと再現されていて、聴いててすごく心地よかったです。照明も綺麗だったなあ。
桜草→旅立つ君へ→ネオテニーの流れもよかった!前2曲のストーリーはやっぱり繋がってると思います。桜草のアウトロではドラムの手さばきを凝視。しっかりはっきり見れたので大満足!ネオテニーはコーラスと、無音になったときに静かなフロアに響く余韻が印象的でした。
ゴッチの曲紹介から夏蝉へ。この曲は一発で好きになりました。頭の中で「夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた…」としばらくぐるぐるとリフレイン。ライカは生で聴くのは昨年の夏以来。あのときは断片的にしか歌詞を聴き取れなかったうえにライカという犬についても全く知らなかったので「ポップな曲」という印象が強かったんですが、今では悲しい曲というイメージに塗り変わってしまって。政治的なこと、社会的なことなんかは置いておいて、純粋にあの犬が宇宙空間で感じたであろうことを想像すると、どうしようもない切なさとやりきれなさがこみ上げてくるんです(これはライカについて調べたとき、とあるサイトに書かれていた内容に強く影響されているんだと思いますが)。でも、この日のライブで「うぉーおおおー」と叫ぶことで、それもいくぶんか消化されたような気がします。前に「救いがない曲」だと書きましたが、あの出来事が曲になってライブで演奏されることがライカ(犬)にとっては救いになっているんじゃないかなと思いました。
あーもう言いたいことをうまく文章にできないこのもどかしさ…!
その次の惑星は間奏部分のアレンジがかっこよすぎ!!!山ちゃんのベースからの入りとキメの部分が最高でした。こういうのを聴けるのがライブの醍醐味なんですよねー。音源の間奏だけでも十分かっこいいんですが、あれを聴いたあとだとどうしても物足りなく感じちゃいます。
そしてここからは定番曲ラッシュ!フロアも盛り上がる盛り上がる。アンダースタンドの手拍子と君花の「らっせーらっせー!」での一体感はたまらないですよね。
本編が終わり、ここで一旦捌けるメンバー。
この時点でTシャツは既にグッショグショでアンコールの拍手もできないくらいに体力を消耗していたんですが、空調の冷たい風が直に来る場所で助かりました…。
しばらくして4人が再びステージに登場。アンコールは転がる岩からのスタートでした。
前回の酔杯と同じく、イントロや「君の前でさえも上手に笑えない」の部分を聴いて思わず涙。
このライブの3日前にラジオでムスタングが解禁されたので、ミニアルバムからの曲は未だ見ぬのほうを聴きたかった自分。いや、ムスタングが好きじゃないとかじゃなくて(むしろかなり好きです)、単に新しい曲を少しでも多く・早く聴きたいだけだったんですが(笑)
そうしたら願いどおり未だ見ぬのほうをやってくれて嬉しかった!雨が上がって雲間から青空がだんだんと広がっていくような、そんなメロディに鳥肌が立っちゃいました。
このあとのリライトは「唯一の大ヒットシングル」(←ゴッチ談)だけあって盛り上がりも最高潮。音源ではついつい飛ばしがちなんですが(ごめんなさい)、生だとやっぱりかっこいい!
続くループ&ループはこの日聴けて本当によかったと思った曲。自分がアジカンを好きになったのは、このライブがあった日のちょうど4年前に、J-CDのランキングでループ&ループのサビを聴いたのがきっかけなんです。
あのとき自分の心を一気に掴んだ歌とサウンド。それを聴きながら、それを演奏する4人を見ながら、一人で感慨に浸っていました。
あのころはまさか自分がここまでアジカンを好きになって、4年後に同じ曲を生で聴いているなんて思いもしなかったなあ…。
最後はアルバムと同じく「新しい世界」。言いたいことは全部この曲に詰まってるんだ、そう伝えるかのように声を振り絞るゴッチと、それに答えるオーディエンス。そして、一瞬の静寂のあとに鳴らされたEのコード。余韻がまだフロアに響いている中、楽器を置いてステージ上に並び、両手を高く大きく掲げ、深々とおじぎをする4人。その様子が自分にはすごく輝かしく、そして誇らしげに見え、今日のライブに来れてよかった、このバンドを好きでよかった、心からそう思いました。
途中まで期待していたダブルアンコは予想通りありませんでしたが、このライブは新しい世界のあのコードで締めることに意義があったと思います。終わってしまって寂しい気持ちや残念な気持ちは一切なく、むしろ今までのライブでは感じたことのなかったようなすがすがしい気分でいっぱいでした。
終演後、床を見ると熱気でビショビショ。滑らないように気をつけながら物販へ行き、タオル・ステッカー×2・手帳をお買い上げしました。はじめはステッカーしか買わないつもりだったんですが、いざ実物を見ると予定外のものまで欲しくなってしまうんですよねー…。ちなみにこのとき買ったグッズは今も袋に入ったまま机の上で眠っています(笑)
そのあとは1階まで降りてグッズをカバンにしまい、周りにいた方々としばし語り合ったあと帰宅しました。えっと、今更すぎだしこんなところ絶対に見てるはずがないんですが、お話してくださった方々、そして駅まで傘に入れてくださった方!あのときはほんとうにありがとうございました!!
みなさまのおかげで素敵な時間をすごせました。傘に関しては持っていたのに出さなくてごめんなさい…(苦笑)
ではここでMC集。かなり時間が経っているので間違っていたり抜けていたりするかもしれませんが、そのあたりはご了承ください…。
- ゴッチ「こんばんは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONです」
- 名古屋は局地的にアジカン人気が高く、今回のツアーではオフィ先行の申し込み数が大阪よりも多かった。
- 実家で暮らすパンクロッカーはかっこ悪い。ゴッチがかつて住んでいた家賃2万のアパートは共同トイレで、部屋の中に「ここに立つと危険」というポイントがあった。しかしなぜかオートロック。
- 建ちゃんは27歳から2年間一人暮らしをしていた。洗濯機が回っているところを見るのが好きらしい。
- いい歳した男たちが一緒にご飯に行くのもなんだかなあと思い、一人でひつまぶしを食べたゴッチ。ところが次の日は一転、みんなで食べに行くことに。着いた先はまたもやひつまぶし。「今日はひつまびしパワーで頑張ります」
- 名古屋の人はよく歌う。でもアルバム曲では声が小さくなるから、アルバムを聴いていないんじゃないか?客「聴いてるよー」ゴッチ「ちょっと言ってみたかっただけ」
ほんとうはメンバーがしゃべった言葉を全部そのまま台本みたいに書きたいんですが、いかんせん覚えていない…。次のライブでは、忘れちゃう前にどっかにメモっておかないとなあ。
ではでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。Thank you for reading!