立ち止まって見上げた空に。

限りなく視界良好

2016/03/19 FX2016@Zepp Fukuoka

ありがとう、Zepp福岡。
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いやー、三連休初日とはいえまさか福岡まで行ってしまうなんて、いったい誰が想像しただろうか(反語)
サークルに沸くオーディエンスを丘の上から涼しい顔して眺めていた3年前の自分に教えてあげたい。あんたそのバンドを30分見るがために往復7時間かけて福岡まで行ってるよ!って。
いやー、人生なにが起こるか分からないから面白いね。


遠征メモ的な部分を残しておくと、広島までだった日帰り記録を大幅に更新してしまいました。そうです日帰りです。ほんとうは宿を確保して、おいしいもの食べて飲んで泊まって観光したかったんですが、連休初日だけあって空いていたのは福岡市内でたった1件、1室5万の高級ホテルのみ(しかもここも残り数室だった…)。もうちょっと待てばキャンセルが出てきたと思うけど、新幹線が埋まってしまってもいけないので泣く泣く日帰りにしました。まあ博多ラーメンはちゃんと食べれたし、いつもの屋上にも行けたし、タワレコにも寄れたし(お店に入った瞬間にswimが流れ出してほんと胸熱すぎた)。お土産もしっかり買えたからそれなりに満喫できたと思っています。まあ福岡は4回目で、これまでに名物や観光スポットは大体押さえずみってのもあるんですがね。


ライブ前に博多駅にて食したラーメン。
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今回もお土産をがっつり購入。ふくやの明太子、通りもん、しんしんのラーメン、博多駅併設の百貨店のカルビーで売っていた限定高級ポテチ。
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以下、ライブについて簡単に感想など。

見たバンド

  • YOUR ROMANCE
  • Czecho No Republic
  • LILI LIMIT
  • THE BAWDIES(少し)
  • 赤色のグリッター(少し)
  • 04 Limited Sazabys
  • Awesome City Club
  • go!go!vanillas

雑感

  • この会場は2年前のサカナクション以来2回目。アクセス悪いけど、ハコ前の大階段にたくさんのお客さんが座っている図が好きだった。
  • 最後に「Zepp Fukuoka」の看板を撮っておきたかったのに、ハコ全体がFX仕様の黒い幕で覆われていて叶わず…

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  • Zeppで2ステージ制っていったいどういう構造になっているんだろうと思ったら、小さいほうのステージはハコの外につくられていました。上の写真でちょうどFXの文字があるあたり。すぐ横にフードエリアが設置されていて、とんこつのくっさい臭いが終始プンプン漂っていたなあ(笑)
  • 私のFXはYOUR ROMANCEからスタート。名前すら知らなかったんですが、調べてみたらNiwからリリースしているとのことで。今流行りのインディー系、シティポップ系になるのかな。聴きやすいメロディで私は好きな感じでした。
  • 一緒に迎えた年明けがとっても楽しかったチェコ。この日も楽しかったー!おされすぎず耳馴染みのいい心地よいきらきらポップ。1階席のいちばん高いところでゆらゆら踊っていました。
  • LILI LIMITが見れたのは嬉しかった。最近お気に入りの若手バンドなんです。シンセが入って浮遊感のあるサウンドだけど、マインドとしてはがっつりギターロック寄り。当たり前だけどCDよりもバンド感があってよかった。seta gayaを歌ってくれてありがとう。
  • 途中少しだけ会場を出て、もうすぐなくなっちゃうというホークスモールをうろうろ。前にサカナクションで来たとき以上に寂れていたなあ。ちゃんと営業していたのってセ○アとA○Cマートとレディースものの服屋1件と、あと飲食店が数店舗ぐらい?えいちけーてぃー劇場も閉まってたし。再開発するとのことだけど、Zeppを潰してまで一体何を作ろうとしているんだろう。
  • お目当てのフォーリミさんは開始前から既にフロアがパンパン。勢いを感じつつ、前方は怖いので前から3柵目のひろかずくん側で待機しました。
  • タイテ上の持ち時間は少なかったけど、転換中にもメンバーが出てきてサウンドチェックがてらいろいろ演奏してくれたから、実感としては30分以上。
  • げんくんが「会えーなくなってーどれくらいー経つのでしょうー」ってワンフレーズを口ずさんでくれたんだけど、まあ会場の反応の悪いこと悪いこと。後ろの女子たちなんて「今のモンパチ?」とか言ってたし。ちがーう!ひだまりの詩を知らんのか!…と思ったけどこの曲1997年発売なのね…まだ生まれていない子もいっぱいいたんだろうなあ(遠い目)

youtu.be

  • それに対してWANIMAをちょっとカバーしたときのあの盛り上がりよう。斜め前の子は泣いてたな。最新アルバムしか聴いていなかったから誰のなんて曲かさっぱり分かりませんでしたすみません
  • セトリは リハ→nem…/labyrinth/days/Do it Do it 本編→monolith/Remember/fiction/escape/Chicken race/medley/midnight cruising/Terminal/swim のはず。
  • 去年は小さいステージでしたが今年は大きいステージに立てました!出世!と嬉しそうなげんくん。燻ってた時期が長いバンドだから、喜んでいるのを見るとこっちも素直に嬉しくなってしまう。まあそんな時期はまっったく知らないんですけどねえ。
  • CAVUをはじめて聴いたときにswimとTerminal以外でいちばん気に入ったmedley。ようやく聴けましたありがとう!イベント用の短いセトリでも定番曲だけで固めずに、ちょいちょい変化をつけてくれるところが好きだー。
  • どうでもいいですが行きの新幹線の電光掲示板で「Hakata terminal」という文字が流れてきて、ああそうか終点だからstationじゃなくてterminalなのね、terminalでTerminalを聴きたい!なんてくだらないことを考えていたから定番曲だけど聴けて嬉しかった。
  • フォーリミ後はすぐにACCに移動。見ていて思ったのは、やっぱり自分はブラックな要素が強い曲、キャッチー度の低い曲があんまり得意じゃないんだなあと。だからシティポップブームの渦からは完全に弾き出されております…
  • 帰りの新幹線の関係で自分内トリはバニラズ。いやあ熱かった楽しかった!いちばん後ろから1段降りたあたりで見ていた感じだと、会場全体としての盛り上がりや一体感はフォーリミ以上だったな。知らなくても詳しくなくても置き去りにせず、おいで一緒に楽しもうよ!と手招きして誘ってくれるような音楽。幸せな気持ちでこのイベントを締めることができました。


一旦上げます!

ASIAN KUNG-FU GENERATION×TOWER RECORDS “Wonder Future”展

2016/03/21
最終日に駆け込み参加。
原画や写真を見ていたら、去年がっつり追っかけたツアーの楽しかった思い出がたくさん浮かんできた。スペースがほとんど残されていないくらいみんなの思いがぎっしり詰まったメッセージボードは思わずうるっときちゃったなあ。
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思うこと伝えたいことがありすぎてまとめられないけど、これだけ。
20周年おめでとう。

1~3月によく聴いた曲

ほんとうは1・2月の2か月分で書く予定だったんですが、気づいたらもう3月も終わりなので3か月分にしちゃいます。早いなあ、2016年ももう4分の1が終わりなのか。


youtu.be
はじめてCMで耳にしたとき、えっ今の女子アイドルの曲すっごいよかったんだけど誰?と即調べた、絶賛ハマり中のこちら。サビがめちゃくちゃかっこいいし、なんだかちょっと泣けてくる。歌詞も好きだ。

iTunesは音量注意。

グラスホッパー

グラスホッパー

涙がキラリ☆

涙がキラリ☆

トリビュートはこちらがお気に入り。インディゴがAメロの雰囲気でラストまで通してくれたら最高だったのになー。


Grasshopper

Grasshopper

  • 04 Limited Sazabys
  • J-Pop
  • ¥200
そしてこちらもグラスホッパー(笑)
ちょっと前の記事に「旧譜はぜんぶチェックしていた」と書きましたが大嘘でした、Making Allを完全スルーしていましたすみません。CAVUの再録と比べると音スッカスカだけど、いかにもインディーズってかんじでいいなあ。それにしても地声でhiFが出るなんてすごい。再録だとhiEになっちゃっているけどね。


新機軸

新機軸

  • 空想委員会
  • ロック
  • ¥250
好きになったころの空想を思い出した。
どうでもいいけどiTunesを貼り付けるときのURLの一部が曲名になっているんですが、xinjizhouって中国語読みだよねこれ。ちなみに上のアジカングラスホッパーはgurasuhoppa、涙がキラリはleigakirari(笑)英語はそのまま、カタカナはローマ字、漢字はピンイン表記なのねー。


SLOW

SLOW

  • WANIMA
  • ロック
  • ¥200
名前を見かけるようになったなあと思ったのも束の間、あっという間に人気が出て規制&完売ラッシュの彼ら。よくハイスタと比較されているけれど、この人懐っこい曲や声はモンパチやテンフィに近いものを感じるなあ。


youtu.be
CDJで聴いて気に入った曲。ありふれた表現だけど、おもちゃ箱をひっくり返したようにきらきらでカラフル。2分10秒あたりだけキーが変わるところが好き。こちらもぐんぐん人気が出てきて早くもチケ争奪戦?ほんとうに移り変わりが早いですなー邦ロック界も。


seta gaya

seta gaya

  • LILI LIMIT
  • ロック
  • ¥250
先日FXで聴けて嬉しかったこの曲。彼らにはアップテンポよりもこういうミディアムな曲のほうが似合うなあ。


宝石になった日

宝石になった日

bao-shininatta-ri(笑)なにかでやっていたアルバム曲人気投票でこの曲が1位になったみたいですが、私もこの曲がアルバムでいちばん好きです。

10 years

10年って長いようであっという間で、でも、それなりにいろいろあったなあ。


はじめてアジカンをこの目で見た日からちょうど10年。
2006年3月9日。
solfa.hatenablog.com


彼らが私の中でいちばんになって数か月後。はじめて見れる、ようやく会えるってことで、興奮と緊張でどうにかなっちゃいそうな中で目にした彼らはテレビや雑誌とは違っていけめん!…なんてことはなくて(失礼)でも、ライブ翌日プラス得意じゃない公開生放送という状況の中でも誠実にDJさんと話している姿と、メンバーの柔らかそうな雰囲気を見て、この4人が好きだと実感したことをよく覚えています。
当時の自分はまさかいちばん好きなバンドになるなんて、とびっくりしていたけど、その10年後もずっと好きだと知ったらもっとびっくりするだろうな。最近ちょっぴり離れ気味だったのは事実だけど、彼らの音楽を聴くと安心するし、なんだかんだでやっぱり特別で大好きなバンドであることには違いない。


20周年イヤー楽しみにしています。また横浜ででっかくドカンと打ち上げてほしいな。



ところでRe:Re:のMVは無いの?

2016/02/20 [Chapter #9] -ハグレヒツジハナゴヤニ@名古屋クラブクアトロ

最後の弾き語りにぜんぶ持ってかれた、そんな夜。


出演


看板の写真を撮ってくるの忘れたー!あれね、本日の出演者が書いてor貼ってある看板。入場のときは人波に乗ってすぐにフロアに入っちゃったし、終演後は物販のはたのさん神対応に満足しちゃって看板のことなんて忘却の彼方だったからなあ。うう、悔しい…。


トップバッターはリチウムオムイベント@コースト以来のねごと。以前は歌も演奏も不安定で危なっかしい印象があったけれど、この日はどちらもどっしりしっかりしていたな。彼女たちの浮遊感あるコード遣いがそんなに得意じゃない自分としては、カロンが聴けたのは嬉しかった。もうちょっとキャッチーな曲を歌ったらもっと売れそうなのになーなんて思ったりもするけれど、やりたいことを貫きとおしている姿はかっこいいと思う。幸子さんの声、好きです。


2番手はお目当てのピープルさん。セトリは最近のイベント用という感じで意外性はなかったし、曲数も少なくて物足りなかったのが正直なところ。でも、ファン比率としては3組の中でいちばん少ないという状況の中、彼らの魅力である静と動、メロディの良さ、演奏力の高さをしっかりと打ち出して爪痕を残した、手応えあるライブになったんじゃないかなあと思います。あとはアニメタイアップと大吾マンの飛び道具的MCは、アウェイでもお客さんを一気に引きつける強さがあるなあと改めて感じた次第。このライブでピープルいいなって思ってくれた人が少しでもいたらいいなあ。


ラストのシナリオアートはドリンクカウンター前でジンジャーエール片手にまったりと。たくさん披露してくれた中でいちばん印象に残った曲が、歌詞からするに核とか原発だとかをモチーフにした曲。サビのメロディよかったなー、なんて曲だろう、黒い雨って歌詞があったから調べてみるか…と後日検索して辿り着いた「ホワイトレインコートマン」、しっかりiTunesに入っていました(笑)ほんと借りたCDをぜんぜん消化できていない。再生回数0の曲が何割あるんだろう…という話は置いといて。
冒頭に書いた弾き語りの話。アンコールで、シナリオアートの女性ボーカルのクミコさんが弾き語りでホシドケイという曲を披露してくれたんですが、これがもう、最高だとか圧巻なんて言葉じゃ言い表せないくらいにとにかく素晴らしくて。出口近くで聴いていたことを後悔すると同時に、今日のライブに来てほんとうによかったと思った。聴いた人の心を一瞬で掴んで離さない歌。万人にとってそうだったかは分からないけれど、少なくとも私にとって彼女の歌はまさにそんな存在だった。はじめての感覚。ファンに叩かれるのを承知で言うと、バンドじゃなく彼女単独での弾き語りをもっと聴きたいなあ、なんてね。


終演後はピープル物販へ。そこには期待どおりはたのさん!前々から買おうと決めていたトートバッグをお買い上げしました。お話いっぱいできたし、トートバッグ渡すときに糸くずぜんぶ取ってくれたし(神!)ほんとうにありがとうございましたー。


そんなこんなでラストに素晴らしい出会いのあった今回のライブ。年々長時間の対バンライブがキツくなってきていますが(笑)ちょこちょこ足を運びたいなあ。